2014.09.19 [ その他オトメ☆挑戦「信州 山ガール」 ]
「信州 山ガール」に挑戦!!オトメ☆初の『ジビエに挑戦』

鹿の革はきめが細かく毛穴が目立たないもの。この状態にするには生の皮からなめしたりして1ヶ月かかるそうです。革の色は白で茶色や黒などに染めているのだそうです。



鹿革は触るとわかるように柔らかくすごくきめ細かいので肌触りがいいみたいです。革は使うたびに手の油で艶がでてくるので味が出てくるそうです。


世界にたった1つしかないブックカバー。ずっと大切に使ってほしいですね☆
この他、井野さんが鹿の革を使って作製した小物を見せていただきました。


ここで井野春香さんが立ち上げた「けもかわプロジェクト」について、お話をしていただきました。

「けものの皮?」と比留川さん
「そうそう。けものの皮とけものかわいいという意味で使っています。」
鹿肉などもお肉はジビエ料理など活用できるけど皮や骨などその他の部分は全部捨てられているのが、もったいないと思い、暮らしの中で生かせて少しでも多くの人に使ってもらえるようにと「けもかわプロジェクト」を始めたそうです。
今日作ったブックカバーも是非毎日使って、その中で革が生きてくるように使ってもらえるとうれしいと井野さん。
比留川さんは、「自分で作ると愛着がわくので大切にいっぱい使っていきたい。みんなもこういうのがあるということを知ってもらって是非チャレンジしていただけたらすごく嬉しいです。
鹿のお肉だけでなく皮もしっかり使うと自然にもやさしいし、動物たちの皮など最後まで使ってもらえると喜んでいると思います。」と言っていました。
私、はやまゆ も比留川さんと一緒でジビエの勉強をしたり、鹿の仕掛けるところやジビエ料理、鹿革を使ったブックカバー作りなどを初めて見させてもらいました。長野に住んでいてもこうした仕事をしてないとジビエを食す機会もジビエのことを知る機会も意外と少ないんだなと実感しました。ジビエって最近よく耳にはしますが、実際にどういう問題があってどんな取り組みをしているかは、積極的にそういった取組をされている方のお話を聞かないと分からない部分も多いと思います。
そういった意味では、今回貴重な経験ができたことに感謝です。捕獲された鹿のほとんどが埋められていて、鹿肉さえ使われていない現実を知って、比留川さんと同様に複雑な気持ちでした。こんなに鹿肉料理をおいしく味わえるのなら「山の恵みに感謝して」すべていただくことが鹿への供養にもなりますし、鹿の皮まで有効活用しようと考えた井野さんは素晴らしいと思います。若い女性ならではの視点からかわいらしいストラップやブックカバーを作りだして、とても鹿への思いが入っていますね。
皆さんにも是非ジビエのことをもっと知っていただきたいです。
今回の企画で比留川さんは山の恵みを知り、感謝していただくことを学びました。山奥の急斜面で、鹿のワナ猟を見学したり、暑い中、鹿肉を一生懸命焼いたり、最後は不器用と言いながら鹿の革のお裁縫をしたりとかなりのミッションを難なく挑戦している姿に感心してしまいました。
次回もこんなにも一生懸命な姿を見せてくれるのでしょうか。どんどん彼女たちが成長していく姿を見守っていきたいと思います。