グループで議論した後は、グループごとに発表していただきました。時間が少なすぎて結論までは難しかったグループもあったそうです。
どのグループの意見も今後の施策や地域の活動にいかせそうなものばかりでした。
講師の辻村さんからは、全国や海外でのご自身の体験を踏まえながらアドバイスをいただきました。
指導にあたって伝えるのと伝わるのでは意味が違うというのが印象的でした。どんな場面でも伝えたつもりでも相手に伝わっていなかったりと人によっても伝わり方が違ったり難しいですね。人にはどのように伝わるのかを考えながら行動することが大事ですね。
もう一つ印象的だったお話しでは、辻村さんは山へ行くときは登山用靴を自宅からは履かず、山に入るときに履き替えるようにしているそうです。当たり前かもしれませんが、今山では国内由来の外来種(もともとなかった植生がそこに繁茂してしまうこと)が問題になっています。それは、人間に運ばれるケースも多く靴の裏や服などに自分の家の周りの植物の種子をつけて山に入ることでそこで入り込み繁茂してしまいます。靴を履きかえることや靴裏や服をはらうなど気遣いをすることも外来種を未然に防ぐ上で、生物多様性を保全する上では、重要なことです。ちょっとした心遣いで自然を保護することにつながりますね。
2日目は
ベルデ軽井沢の支配人 手水 郁雄さんに「自然観察と野生動物のビデオ観賞」の講義をしていただきました。
氷点下に下がった軽井沢のフィールド(ベルデの森)で、手水さんから自然観察を伝授いただきました。広いフィールドの中は整備がいきとどいていて、様々な動物の痕跡や地形や歴史文化などまで幅広く勉強になりました
室内に戻って、手水さんかベルデの森に設置したセンサーカメラに映った貴重な野生動物の映像をみさせていただきました。
今回の研修会では、ベルデ軽井沢の支配人の手水さんにはとてもお世話になりました。
手水さんは、とても熱く、色々なお話しを聞かせていただきました。2回自然観察に参加しましたが、同じフィールドでもその時々によって違った感覚があって自然観察は何度体験しても楽しいです
皆さんも是非、身近な自然観察をしてみてはいかがでしょうか。長野県では自然観察インストラクターという制度があります。自然観察インストラクターのレクチャーを受けながら自然観察すると違った見方ができます。是非利用してください。
自然観察インストラクターの詳細は、こちらのホームページで
http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/shizen/instructor.html